東日本大震災で被災した方たちに、こころからお見舞い申し上げます。
去る3月11日は、当院も診療中でした。
乳児検診がちょうど早めに終わって、患者さんはお母様を含めて3名ほどしか残っていなかったのが幸いでした。
耐震してあるとはいえ、病院もそこそこ揺れを感じました。
おかげさまで地震による破損はありませんでしたが、今回の現地での被災状況を目の当たりにして、災害時の病院のありかたについて、改めて考えさせられました。

 

さて、災害から避難されている子たちには、全力でお手伝いさせていただきたいと思っています。静岡市でも東北4県の乳児検診・予防接種のフォローができるようになっています。
希望者は保健センターへ行き接種シールを交付してもらい、当院へお問い合わせください。
もちろん、一般の診療もお受けいたします。

 

震災の影響といえば、関東圏から停電等で避難されている子の受診が目立ちます。
ちょうど春休みということもあり、ゆっくりされているようです。
子供たちの目には、どう映っているのでしょう。
『あなたの小さい頃、大変な地震があったんだよ。』
未来を担うこの子達には、被災で体験した様々なことをいつまでも忘れないでほしい。
そして、新しい世代にも日本中がひとつになったこの気持ちを受け継いでいってほしいと願っています。

 

連絡事項になりますが、ここで失礼します。
今年度静岡市の予防接種について変更点があります。
・MRワクチン2期未接種者(小学1~5年生に相当する子)も公費負担でできます。
・日本脳炎2期未接種者(13歳以上14歳未満)も公費負担でできます。

 

新年度にて、慌しいとはおもいますがよろしくお願いします。
また被災地で復興をがんばってる皆様のご健康を、心よりお祈りいたします。